Bybit(バイビット)は両建てが認められているの?
もし認められているのであれば、Bybit(バイビット)の両建てのやり方を知りたい。
あなたは今、このようにお考えですよね。
両建てトレードでリスクヘッジしながらBybit(バイビット)で利益をめざしたいという方もいるのではないでしょうか。
Bybit(バイビット)では両建てトレードが認められているため、こちらで詳しく解説していきましょう。
Bybit(バイビット)の両建てを分かりやすく解説
Bybit(バイビット)の両建てとは?
両建てとは、同じ通貨ペアでロングとショートを同じタイミングで保有するトレード手法をさします。
同じ銘柄の買いと売りの価格は相反すると考えられているため、同じタイミングロングとショートを保有することで、損益は相殺されてゼロに保つことができると言われています。
Bybit(バイビット)の損益を抑えながら相場の方向が明確になるのを待ち、明確になった時点で含み損のポジションを決済して、含み益のポジションですばやくトレンドに乗り、最大限の利益をめざすことができます。
Bybit(バイビット)の両建ての基本情報
Bybit(バイビット)は両建てが認められているものの、すべての契約や銘柄でできるわけではありません。
両建ての基本情報として押さえておきたいことは、Bybit(バイビット)で両建てができる通貨ペアは、BTC/USDTのみです。
システムの仕様によりUSDT無期限のアルトコインペアや、インバース無期限契約では両建てできません。
Bybit(バイビット)の両建ては、証拠金と手数料が2倍かかることを踏まえて、トレードする必要があるでしょう。
Bybit(バイビット)の両建てのやり方
Bybit(バイビット)の両建てのやり方をみていきますので、まずはログインしましょう。
画面上部の「デリバティブ」から「USDT無期限」に進み「BTCUSDT」を選択します。
トレード画面の右側にある注文フォームを記入していきます。
「参入注文」が選択されていることを確認し、注文内容を記入して「買いで参入」で発注します。
ふたたび買い注文と同じ内容で注文フォームを入力して「売りで参入」で注文しましょう。
Bybit(バイビット)の両建てのやり方の注意点
「決済注文」を選択してしまうと、Bybit(バイビット)で先に建てたポジションを決済してしまうことになり、両建てはできなくなってしまいます。
両建てはふたつのポジションを保有するため、2回とも「参入注文」でそれぞれ反対の売買を選択してください。
両建ての注文タイプについては、同じタイミングで約定をめざすためには成行注文で行うのがベターです。
またBybit(バイビット)の両建てはクロスマージンモードがおすすめですが、以下で詳しく解説していきます。
Bybit(バイビット)の両建ての注意事項
Bybit(バイビット)の両建てには注意事項があります。
Bybit(バイビット)の両建てに適しているのはクロスマージンモード
Bybit(バイビット)にはクロスマージンモードと分離マージンモードがありますが、両建てに適しているのはクロスマージンモードです。
クロスマージンモードを選択すると、両建ての損益が相殺されるため、ロスカットリスクを抑えることができます。
一方、分離マージンモードは、各ポジションで証拠金が区別されているため、相場の急変で一方のポジションがロスカットされてしまい、両建てが解除されてしまうおそれがあることを注意事項として覚えておきましょう。
クロスマージンモードによる両建てでは、システム上でも損益を抑えながらトレードすることができるため、おすすめです。
もし分離マージンモードで両建てトレードをする場合は、証拠金のチェックをこまめに行い、不足する前に手動または自動証拠金補充機能 (AMR)で証拠金を入金してください。
Bybit(バイビット)の両建てトレードは証拠金が2倍かかる
Bybit(バイビット)の両建ては、買うと売りのポジションを保有するため、2倍の証拠金がかかります。
取引所の中には、注文数量の多いポジションの証拠金だけ必要になるケースや、証拠金が相殺されて0になるパターンもありますが、Bybit(バイビット)ではそのようなことはありません。
両建ての注意事項として、Bybit(バイビット)で両建てするときには2倍の証拠金を準備しましょう。
Bybit(バイビット)の両建てトレードは手数料も2倍かかる
Bybit(バイビット)の両建てトレードでは、証拠金だけでなく新規注文と決済注文でそれぞれ発生するスプレッドと取引手数料も2倍かかります。
証拠金取引ですので、往復注文が必要になるだけでなく、ポジションを2つ保有するためですので、注意事項として覚えておきましょう。
そしてポジションを保有したまま規定の時間をまたぐと資金調達率も発生します。
ただし資金調達率はロングとショートのいずれかを保有することで、どちらかが手数料の支払いになると、もう一方のポジションは受け取りになります。
このためポジションの価格が同じであれば資金調達率は相殺されるため、手数料の負担をまぬがれることができますが、ポジションの価格が異なれば手数料支払いが生じることを注意事項として覚えておきましょう。
Bybit(バイビット)の両建ての疑似的なやり方
Bybit(バイビット)の疑似的な両建て 1.USDT無期限とインバース無期限のやり方
Bybit(バイビット)の「USDT無期限契約」と「インバース無期限契約」による疑似的な両建てでは、各市場における資金調達率の差益を狙ってトレードできます。
両建てのやり方は、同額のポジションを保有するために、各トレード画面から一方は買い注文、もう一方は売り注文を行います。
ただし資金調達率がプラスかマイナスか、ロングとショートのどちらを保有しているのかによって、受け取りになるのか支払いになるのかが変化します。
このため両建ての各ポジションの資金調達率をきちんとチェックしなければいけません。
Bybit(バイビット)の疑似的な両建て 2.現物取引と証拠金取引のやり方
Bybit(バイビット)では現物取引と証拠金取引でも疑似的な両建てができます。
すでにBybit(バイビット)でビットコインを保有している場合は、現物取引する必要はありません。
その理由はすでに現物保有しているビットコインをリスクヘッジするために、証拠金取引では1倍のレバレッジにして現物取引とみたてて売り注文すれば、疑似的な両建てができるからです。
両建てのやり方は、現物ビットコインを保有している状態で、Bybit(バイビット)のBTCUSDT無期限契約で、1倍のショートを行いましょう。
もし現物ビットコインの価格が下がってしまい損失になっても、1倍の証拠金取引では売り注文をしているため利益となり、ふたつを相殺すると見立ててリスクヘッジできます。
Bybit(バイビット)の両建てを分かりやすく解説まとめ
Bybit(バイビット)の両建ては、BTCUSDT無期限契約だけでしかできませんが、疑似的な両建てのやり方で幅広いリスクヘッジができます。
両建ての注意事項としては、証拠金と手数料が2倍かかること、Bybit(バイビット)の両建てではクロスマージンをおすすめするということです。
リスクヘッジしながらトレードできるのは両建てのメリットですが、両建てを解消するタイミングが難しいことはデメリットでしょう。
たしかにメリットはありますが両建てを使いこなすのは難しいため、初心者の方はまずはBybit(バイビット)の一般的なトレードからマスターすることをおすすめします。