海外の仮想通貨(暗号資産)取引所の中でも日本人トレーダーが多く利用しているBybit(バイビット)。
そんなBybit(バイビット)を使ってこれから取引を始めたいと考えている人の中には、Bybit(バイビット)のゼロカットについて詳しく知りたいという人もいるでしょう。
多くの海外仮想通貨(暗号資産)取引所では国内の仮想通貨(暗号資産)取引所にはないゼロカットシステムが採用されており、Bybit(バイビット)にもゼロカットシステムが採用されています。
そこで今回は、Bybit(バイビット)のゼロカットシステムについて分かりやすく解説していきます。
Bybit(バイビット)のゼロカットを分かりやすく解説
Bybit(バイビット)のゼロカットとは?
Bybit(バイビット)のゼロカットとは、相場の急な価格変動などにより一定額でのロスカットが間に合わず、保有している証拠金以上の損失が出てしまった時に、ブローカー側がマイナス分を補填してくれる制度のことです。
これまで国内の仮想通貨(暗号資産)取引所を利用していた人の場合、この「ゼロカット」という言葉を知らないという人もいますよね。
日本国内の仮想通貨(暗号資産)取引所や日本国内のFXブローカーは、日本の金融庁へのライセンス登録を行った上で取引所の運用を行っており、日本の法律に基づいて取引所の運用を行っているのです。
そのため日本の仮想通貨(暗号資産)取引所や日本国内のFXブローカーをこれまで利用していた人であれば、追証ルールが採用されていたでしょう。
追証とは追加で支払う証拠金のことであり、通常仮想通貨(暗号資産)のレバレッジ取引では保有しているポジションが一定の証拠金維持率を下回ればロスカットでポジションが強制決済となる前に追証が求められます。
そして追証を支払えば、そのまま証拠金維持率がロスカットのラインに達しておロスカットされずにポジションを保有し続けることが可能です。
このように追証ルールは、自分で損切りのラインをコントロールすることに役立つというメリットがある反面、証拠金以上の支払いが必要になるので、ある意味では取引所に借金をしている状態になります。
しかし海外の仮想通貨(暗号資産)取引所であるBybit(バイビット)では、日本国内の取引所で採用されているような「追証」ルールはありません。
よってBybit(バイビット)では、保有しているポジションがBybit(バイビット)の定める一定の証拠金維持率を下回れば追証を求められることなくロスカットが執行されることになります。
追証を求められることなくダイレクトにロスカットが執行されてしまうので、急な価格変動があった場合には、証拠金がマイナスになってしまうこともあるようです。
しかしBybit(バイビット)ではゼロカットシステムが執行されるため、マイナスになった証拠金は自動でゼロにリセットされます。
bybitでbotできるまで放置してたロングポジがゼロカットされてた。10万だと痛いけど、0.1btcだと痛くない不思議
— HY@目指せ年次2000万 (@hihihihi1986) August 14, 2020
Bybit(バイビット)のゼロカットの財源はどこなのか?
Bybit(バイビット)は急な価格変動時にロスカットが執行されてしまい、証拠金残高がマイナスになった場合でもゼロカットシステムによりマイナス分を補填してくれます。
しかしBybit(バイビット)がマイナス分の証拠金を補填してくれる財源はどこなのか?が気になるという人もいますよね。
実はBybit(バイビット)では、ゼロカットシステムを維持するために「保険基金」と「自動デレバレッジ」という機能が用意されています。
Bybit(バイビット)のゼロカットを成り立たせている保険基金とは?
Bybit(バイビット)のゼロカットを成り立たせている機能の1つが、Bybit(バイビット)の保険基金です。
Bybitのゼロカシステム勘違いしてたわ。維持率50%切ったら強制ロスカ+証拠金全没収(保険基金行き)という…笑
その代わりロスカのタイミングでスベって100%を超える損失になった時は保険基金から補填されるのね〜
いくらなんでも維持率50%分没収はエグいからある程度低レバでやらなきゃだな— モケ (@mokemoke1245) February 12, 2021
Bybit(バイビット)では、ロスカットなどにより決定したユーザーの損失の一部などからユーザーの資金を保証するための保険基金が積み立てられています。
Bybit(バイビット)のロスカットが執行される基準は、取引する通貨ペア銘柄や取引の種類によっても異なるため、他社のように「証拠金維持率が○%になったらロスカット」とは言えません。
しかしロスカットされた金額の一部が保険基金に割り当てられており、万が一ロスカットによりマイナスが出てしまった場合には、この保険基金からマイナス分が補填されてゼロカットされるようになっています。
Bybit(バイビット)のゼロカットを成り立たせている自動デレバレッジとは?
bybit保険基金の残高どこで見れるんやw探しても簡単にみつからないんだけど( ^ω^)・・・
— とうし@ビットコ買う太郎 (@okanehuyasuze) April 29, 2020
Bybit(バイビット)ではゼロカットに採用される保険基金の現在の残高が公開されていませんが、クチコミなどをみていると「保険基金の残高は少ない」「保険基金の残高は減少している」などの噂もあるようです。
しかしBybit(バイビット)では保険基金だけでマイナス分の補填ができない時の救済措置として「自動デレバレッジ」も用意しています。
Bybit(バイビット)の自動デレバレッジとは、高レバレッジを利用しているトレーダーの有益なポジションを解消して、その一部ほ他のBybit(バイビット)ユーザーの損失の補填に活用するというシステムです。
自動デレバレッジの対象ユーザーとなるのは、ロスカットされたユーザーと反対のポジションを保有する人であることに加えて、レバレッジと収益がもっとも高いという条件を満たしている人になります。
自動デレバレッジを有効にするためにBybit(バイビット)では、ユーザー1人ひとりがランク付されているのです。
Bybit(バイビット)のゼロカットを分かりやすく解説まとめ
今回は、Bybit(バイビット)のゼロカットシステムについて分かりやすく解説してきました。
Bybit(バイビット)はゼロカットシステムが採用されている海外の仮想通貨(暗号資産)取引所であり、ロスカットによるマイナスをブローカー側が補填してくれます。
万が一、証拠金がマイナスになってもゼロカットが執行されないという場合には、Bybit(バイビット)のサポートセンターに問い合わせを行ってみましょう。