Bybit(バイビット)は日本人からも人気が高い海外の仮想通貨取引所。
そんなBybit(バイビット)で法人口座を検討されている方がいるかもしれませんね。
Bybit(バイビット)では日本人でも法人口座を開設できるのか、また開設に必要な書類などが分からないという人もいるのではないでしょうか。
そこで今回はBybit(バイビット)の法人口座について分かりやすく解説します。
Bybit(バイビット)の法人口座を分かりやすく解説
Bybit(バイビット)の法人口座のメリット
Bybit(バイビット)で法人口座では次のような税制上のメリットがあります。
・損失が出た場合、他の所得と相殺できる
・欠損金の繰越ができる
・所得税より法人税のほうが最大税率が低い
・給与所得控除が利用できる
Bybit(バイビット)で多額の利益を出している場合、法人口座に切り替えれば節税のメリットを享受できます。
ただ、法人を維持するコストが別途かかります。
Bybit(バイビット)で法人口座を開設する前に、節税のメリットと維持コストのバランスを検討してみてください。
Bybit(バイビット)の法人口座専用の開設手続きはない
実は以前、BYBITの法人口座を作ったのを放置していた
まあ法人口座と言ってもメアドを登録しただけで、ちゃんとした書類を送っての審査はない
税務上、果たして認められるかには一抹の不安はあるが、先ずはお試しだ— Saritote (@SariBTC) March 26, 2022
Bybit(バイビット)で法人口座を開設するときにはとくに専用の手続きなどはありません。
Bybit(バイビット)の個人口座と同様、メールアドレスまたは電話番号で手続きするだけで法人口座を開設できます。
とくに法人に関する書類を提出する必要さえありません。
参考までに国内の仮想通貨取引所であれば、以下のような書類や情報が必要です。
・履歴事項全部証明書
・法人名義の銀行口座
・取引担当者、代表者の本人確認書類
Bybit(バイビット)の法人口座開設に際しては、上記の書類は一切提出不要です。
そのため、開設できたものの本当に法人口座として有効なのかどうかがよく分かりません。
たしかにBybit(バイビット)では簡単に法人口座を開設できます。
しかし、法人口座として日本の税務署に認められるかどうかはまた別の話です。
次章で詳しくみていきましょう。
Bybit(バイビット)の法人口座は日本で認められているのか
Bybit(バイビット)の法人口座は日本では認められています。
もちろん、Bybit(バイビット)の法人口座を問題なく利用している日本人ユーザーは少なくありません。
Bybit(バイビット)で法人口座を検討されている方の目的は「節税」でしょう。
そこで重要になってくるのが、日本の税務署で認められるように法人口座を利用していくことです。
事前に所轄の税務署に相談、または仮想通貨に詳しい税理士に相談することをおすすめします。
なぜなら税務署によって方針が多少違う可能性があるからです。
返信遅れてすいませんでした、確かに言われる通りですね、自分も個人から法人に少しづつ移行しているのですが、まだまだ個人口座の取引もあるので、やはり出来るところは法人口座で触っておきたいところです。完全に移行が終わって個人で一切触らないようなら、さらに説得力は増しそうですね。
— 響@トレーダー (@Whiskey_bonbon_) December 17, 2021
法人口座として認められる確率を上げるためには下記のような運用を心がけてください。
・個人口座と法人口座の資金の流れを別ものにする
・法人口座の管理は代表取締役が行う
現在利用している個人口座の名義を法人名に変えるのはやめておきましょう。
新たにBybit(バイビット)で法人名義でアカウントを作成するほうが無難です。
そしてBybit(バイビット)の法人口座への入金は、国内の法人口座から送金するようにしましょう。
個人口座から送金すると法人口座として認められなくなる可能性が高まりかねません。
また、法人口座の管理者は実質的支配者、つまり会社経営者が行うほうがよいでしょう。
これは「犯罪による収益の移転防止に関する法律」に関わってきます。
Bybit(バイビット)の法人口座が認められるかどうかは管轄の税務署の判断によるところが大きいので、少しでも引っかかるポイントは減らしておきましょう。
Bybit(バイビット)の法人口座開設の手順
Bybit(バイビット)で法人口座を開設するには個人口座開設時と同じ手順をおこなっていきます。
ちなみにBybit(バイビット)では複数アカウントを作成できます。
個人口座をすでにお持ちの人も、別途法人口座を開設してください。
手順は次のとおりです。
・アカウント作成
・メール認証または電話番号認証
まずはBybit(バイビット)公式サイト右上に表示されている「登録」をクリックしてください。
または画面中央のボックスに電話番号またはメールアドレスを入力して「今すぐ登録」をクリックしましょう。
するとアカウント作成画面へと移ります。
中国やアメリカ、シンガポールなどの制限国に住んでいるかどうかの質問に「いいえ」と答えてクリックしてください。
続いてメール認証またはSMS認証の手順へと移ります。
6桁の数字がBybit(バイビット)より送られてきますので、その認証コードをアカウント作成画面に入力してください。
これだけでBybit(バイビット)の法人口座開設の手続きの手順は完了です。
Bybit(バイビット)の法人口座の名前を変更する
Bybit(バイビット)で法人口座を開設できたら、そのまま法人名へと変更しておきましょう。
ログインしたら右上の人型アイコンをクリックして「アカウント&セキュリティ」ページへと移ります。
アカウント情報ページの「ニックネーム」欄にある「設定」を押しましょう。
ここでBybit(バイビット)で利用したい法人口座の名前を変更できます。
同じページに「本人確認(KYC)」と「二段階認証」の設定欄があります。
Bybit(バイビット)でのトレードでは必須ではありませんが、早めに本人確認(KYC)と二段階認証設定をすませておきましょう。
Bybit(バイビット)の法人口座から多額の出金をする際には本人確認(KYC)が必要
Bybit(バイビット)の法人口座開設ではとくに書類の提出は必要ありません。
しかし法人口座から1日に「2BTC」以上を出金するには本人確認(KYC)を行い、Bybit(バイビット)の承認を受けなければいけません。
必要な書類は下記のとおり。
・定款、基本定款、約款、会社議事録
・株主名簿および役員名簿
・実質的支配者の住民票及びパスポートIDなど
逆にいうと、1日2BTC以下であれば本人確認(KYC)しなくても大丈夫です。
Bybit(バイビット)の法人口座を分かりやすく解説まとめ
Bybit(バイビット)では法人口座開設そのものは簡単にできます。
とくに提出しなければいけない書類などはありません。
しかし法人口座があるからといって、日本の税務署で認められるかどうかは別問題です。
Bybit(バイビット)で法人口座を開設する前には、所轄の税務署は仮想通貨取引に詳しい税理士に相談することをおすすめします。