Binance(バイナンス)は世界最大手の仮想通貨(暗号資産)取引所。
仮想通貨(暗号資産)の種類の多さや取引方法の多彩さに魅力を感じて、Binance(バイナンス)で口座を開設したいとお考えの人は少なからずいるでしょう。
そこで気になるのがBinance(バイナンス)の追証やロスカットの条件などではないでしょうか。
今回はBinance(バイナンス)の追証とロスカット、証拠金維持率について分かりやすく解説します。
Binance(バイナンス)の追証とロスカット・証拠金維持率を分かりやすく解説
Binance(バイナンス)には主に3つのトレード方法があります。
・現物取引(スポット)
・先物(フューチャー)取引:USD-M先物、COIN-M先物
・マージン取引
このうち追証やロスカット、証拠金維持率の仕組みがあるのは、先物(フューチャー)取引とマージン取引です。
ちなみに先物(フューチャー)取引とは「USDT・BUSD・仮想通貨(暗号資産)」いずれかを証拠金とするレバレッジ取引。
マージン取引とは預け入れた証拠金を担保にして資金を借り入れてトレードする現物取引のことです。
それではBinance(バイナンス)のそれぞれの取引について詳しく見ていきましょう。
Binance(バイナンス)の追証とロスカット・証拠金維持率 先物(フューチャー)取引
(´・ω・)またbinanceで強制ロスカット50万円
ほんと向いてないなぁ
先物アカウント
5000ドル→1400ドルかただ、ランニング中に通信制限でまともに見れなかったが、その時だけは利益出てた
だから通信制限がなければ何とかなったかもしれない
いや違うか
それで死ぬようならいつか死ぬ pic.twitter.com/PF6NfNzjDW— シリウス⚡️にゃ〜 (@trader_nyaa) June 12, 2022
Binance(バイナンス)の先物(フューチャー)取引には以下の特徴がありました。
・追証はない
・証拠金維持率100%でロスカット執行
・ロスカット手数料はかからない
Binance(バイナンス)の先物(フューチャー)取引では追証はありません。
証拠金維持率が100%を下回るとすぐにロスカットが執行されます。
ロスカットが行われた場合、通常の取引手数料はかかりますが追加でロスカット手数料などは請求されません。
Binance(バイナンス)の先物(フューチャー)取引の「証拠金率」は注文パネルの真下に表示されています。
ポジションを建てている間はこまめにチェックしておきましょう。
Binance(バイナンス)の追証とロスカット・証拠金維持率 マージン取引
では次にBinance(バイナンス)のマージン取引の特徴を見てみましょう。
まずはレバレッジ3倍のマージン取引のケースです。
・追証(マージンコール)がある
・証拠金維持率130%(証拠金レベル1.3)で追証(マージンコール)がかかる
・証拠金維持率110%(証拠金レベル1.1)でロスカット執行
Binance(バイナンス)のマージン取引では証拠金維持率130%(証拠金レベル1.3)以下になると追証(マージンコール)が発動します。
全然探してもポジション見当たらないのに、毎日binanceからマージンコールなるでってメール来るんよね
多分練習で100円くらいポジったのがどっかにあるんやろうね
— ᔦ˙灬˙ᔨちゃんいか (@crypto_ika) November 25, 2019
追証(マージンコール)になると以下とおり。
・マージン取引口座の担保資産を増やすよう警告
・Eメール、SMS、Binance(バイナンス)公式サイトへメール通知
・24時間毎に通知が届く
Binance(バイナンス)のマージン取引口座の証拠金維持率が110%〜130%(証拠金レベル1.1〜1.3)の間は、追証(マージンコール)が継続。
追証(マージンコール)はありますが「○日以内に追加入金」などのルールはありません。
そしてBinance(バイナンス)のマージン取引口座の証拠金維持率が110%(証拠金レベル1.1)を下回るとロスカット執行です。
ロスカットが執行されると以下の状態になります。
・全ポジション決済
・金利とローンの返済に充てる
・証拠金維持率が150%(証拠金レベル1.5)に回復するまで精算が続く
・ロスカットになると別途精算手数料を請求される
マージン取引でロスカットになると通常の取引手数料だけでなく、おおよそ2%の精算手数料をとられてしまいます。
精算手数料は、Binance(バイナンス)の「マージン取引」「Liquidation History」「Liquidation Clearance Fee(BUSD)」に記載されていました。
細かな条件によって精算手数料の計算方法が変わりますので、各自でご確認ください。
ちなみにマスターアカウントのみ「レバレッジ5倍のマージン取引」ができます。
この場合、追証(マージンコール)とロスカット、証拠金維持率の水準は以下のように変わっていました。
・証拠金維持率110%(証拠金レベル1.15)で追証(マージンコール)がかかる
・証拠金維持率105%(証拠金レベル1.05)でロスカット執行
マスターアカウントの場合は追証(マージンコール)とロスカットになる証拠金維持率はほんの少しだけ緩やかになります。
マージントレード用ウォレットの「あなたの証拠金レベル」にマージン取引の証拠金維持率が記載されていますので、こまめにチェックしておきましょう。
Binance(バイナンス)の証拠金維持率を上げる方法
Binance(バイナンス)でマージンコールやロスカットがかかる水準に近づいているのなら、以下の証拠金維持率を上げる方法を行って下さい。
・保有中のポジションを全決済または一部決済する
・証拠金を追加入金する
・マージン取引であれば借入金額を減らす
マージン取引では別途精算手数料がかかりますので、ロスカットは避けなければいけません。
しかし先物(フューチャー)取引でもロスカットを避けるに越したことはないでしょう。
上記の方法でBinance(バイナンス)の証拠金維持率は高めの水準を保つようにしてください。
Binance(バイナンス)の追証とロスカット・証拠金維持率を分かりやすく解説まとめ
Binance(バイナンス)の先物(フューチャー)取引には追証はなく、証拠金維持率が100%を下回るとロスカットが執行されます。
そしてマージン取引には追証(マージンコール)がありました。
レバレッジ倍率によって多少追証(マージンコール)やロスカットになる基準が異なりますが、おおむね105%〜110%でロスカットが執行されます。
Binance(バイナンス)はトレード方法が多彩で細かな取引条件が異なります。
トレードする際は事前に追証やロスカットの基準をしっかりと把握するよう努めておきましょう。