Binance(バイナンス)で複数口座(複数アカウント)を持ちたいけれどできるのかな?
複数口座(複数アカウント)を開設するうえで、なにか注意しなければいけないことはある?
こんなことでお悩みではないでしょうか。
Binance(バイナンス)は取引量が世界ナンバー1の海外仮想通貨(暗号資産)取引所。
Binance(バイナンス)でトレードしている日本人ユーザーは増えています。
そこで今回はBinance(バイナンス)の複数口座(複数アカウント)について分かりやすく解説していきます。
Binance(バイナンス)の複数口座(複数アカウント)を分かりやすく解説
Binance(バイナンス)の複数口座(複数アカウント)とはサブアカウントのこと
Binance(バイナンス)では複数口座(複数アカウント)はサブアカウントのことを指します。
他の取引所ではアカウントは1つのみ、口座は複数開設できるケースが多いので、少々分かりづらいでしょう。
Binance(バイナンス)の複数口座(複数アカウント)の仕組みは以下のとおりです。
・マスターアカウントは1つだけ
・マスターアカウントの下に複数のサブアカウントを開設できる
・サブアカウントそれぞれの下に「スポット(現物)口座」「マージン口座」「Futures(先物)口座」「レバレッジトークン口座」を開設できる
しかもBinance(バイナンス)では誰でもサブアカウントを開設できるわけではありません。
また、作成できるサブアカウント数も条件によって異なります。
それでは、Binance(バイナンス)での複数口座(複数アカウント)つまりサブアカウントを開設できる条件を見ていきましょう。
Binance(バイナンス)の複数口座(複数アカウント) サブアカウントを有効にする条件
Binance(バイナンス)で複数口座(複数アカウント)を持ちたい場合は、以下の条件を満たさなければいけません。
・マスターアカウントのVIPレベル:1以上
Binance(バイナンス)でVIP1をクリアするには、過去30日間で以下の取引量を満たす必要があります。
・現物取引:取引量(BUSD)が100万、BNB残高25
・先物取引:取引量(BUSD)が1500万、BNB残高25
2021年12月までは、ビットコイン(BTC)の取引量が基準でしたが、バイナンスUSDの取引量へと変更されました。
ビットコインと為替レートにもよりますが、多少条件が緩和されたといえます。
Binance(バイナンス)で複数口座(複数アカウント)を開設したい場合は、まずは条件を満たすトレードをしてサブアカウントを有効にできるようにしてください。
Binance(バイナンス)の複数口座(複数アカウント)のサブアカウントの申請
Binance(バイナンス)で複数口座(複数アカウント)を開設できる条件を満たした人は、サブアカウントを申請しましょう。
まずは「ダッシュボード」で「サブアカウント申請」をクリックします。
すると複数口座(複数アカウント)を申請するフォームが開きます。
現在は英語のページしかありません。概要は以下のとおりです。
・申込みは2営業日以内で審査
・承認されるとサブアカウント機能が有効になる
・申請前に二段階認証の設定をすませておくこと
・審査の条件:資産と取引量
複数口座(複数アカウント)を持てるのは、一定の資産と条件を満たした場合のみです。
Binance(バイナンス)の複数口座(複数アカウント)申請フォームでは資産と取引量について以下の質問に答えてください。
・ビットコインの保有量
・過去30日間のBUSDの取引量(現物取引、先物取引ごと)
・サブアカウントを開設する目的
・トレーディング戦略はどこの取引所を利用しているのか
上記の質問に答えて「送信」をクリックしてください。
Binance(バイナンス)の複数口座(複数アカウント)のサブアカウントの作成と有効化
Binance(バイナンス)へ複数口座(複数アカウント)の申請して承認がおりれば、サブアカウントの作成へと進みましょう。
「ダッシュボード」で「サブアカウントの作成」ボタンをクリックします。
続いて複数口座(複数アカウント)用のメールアドレスやパスワードを入力してください。
するとサブアカウントを有効化できます。
このときにBinance(バイナンス)からサブアカウント有効化のメールが届きますので確認しましょう。
サブアカウントが有効化されると、アカウント管理リストで確認できるようになります。
Binance(バイナンス)の複数口座(複数アカウント)の上限数
Binance(バイナンス)の複数口座(複数アカウント)はいくつ開設できるのか、その条件と上限数を見ていきましょう。
Binance(バイナンス)の複数口座(複数アカウント)数は、マスターアカウントのVIPレベルによって決まります。
まずはVIP1のサブアカウント数の上限は以下のとおり。
・現物取引:20
・マージン取引:10
・先物取引:20
・レバレッジトークン:20
ちなみに最上レベルのVIP9であれば、現物取引・先物・レバレッジトークンの複数口座(複数アカウント)数はそれぞれ200にまで上限が引き上げられます。
Binance(バイナンス)の複数口座(複数アカウント)の使い方
Binance(バイナンス)で複数口座(複数アカウント)の使い方を見ていきましょう。
複数口座(複数アカウント)を作成したら「アカウント管理リスト」にて一覧で確認できるようになります。
・資産管理
・注文管理
・送金履歴
・ログイン履歴
・API管理
Binance(バイナンス)では複数口座(複数アカウント)ごとに資産や注文、送金を確認する使い方ではありません。
例えば、アカウント管理リストで「資産管理」をクリックすれば、マスターアカウントとすべてのサブアカウントの残高を一気に確認できます。
「振替」ボタンをクリックすれば、マスターアカウントとサブアカウント間の資金移動は即座に振替可能。
使い方は簡単、しかも手数料はかかりません。
また、アカウント管理リストの「注文管理」画面では、すべてのサブアカウントの未決済注文や注文履歴、取引履歴を確認できます。
またフィルターをかける使い方も可能です。
Binance(バイナンス)のすべてのサブアカウントを取引ペアや日付で絞り込んで履歴をチェックしてみてください。
Binance(バイナンス)の複数口座(複数アカウント)を分かりやすく解説まとめ
Binance(バイナンス)の複数口座(複数アカウント)とは、サブアカウントのことです。
このサブアカウントを作成するには、Binance(バイナンス)のマスターアカウントのレベルをVIP1以上に引き上げなければいけません。
基準はBUSDの30日間の取引量が100万以上です。
まずは条件を満たして、Binance(バイナンス)の複数口座(複数アカウント)運用を目指しましょう。