海外の仮想通貨(暗号資産)取引所の中でもレバレッジトークンでの取引など、新しい取引方法が話題となっているFTX。
そんなFTXにて逆指値注文を利用してみたいという人もいますよね。
指値注文の応用編となる逆指値注文ですが、さまざまな取引方法が利用可能なFTXで逆指値注文を行うことはできるのでしょうか。
ここでは、FTXの逆指値を分かりやすく解説していきます。
FTXの逆指値を分かりやすく解説
FTXの逆指値注文ができる取引とは?
あらかじめトークンに設定されたレバレッジを利用してレバレッジ取引ができるなど、独自の取引方法が魅力となっているFTX。
そんなFTXでのレバレッジトレードには、2021年7月現在以下のような取引方法が利用できるようになっています。
- 先物取引
- MOVE取引
- スポット取引
- レバレッジトークン取引
そしてFTXでは、上記4つの取引の全てで逆指値注文を利用することが可能です。
FTXの逆指値注文の具体的なやり方
FTXでは、基本的にどの取引方法でも逆指値注文が利用できるようになっています。
そしてどの取引方法でトレードする場合でも、逆指値の新規注文方法は同じ手順で行うことになるでしょう。
FTXの逆指値注文の具体的なやり方として、まずはFTXの取引画面を表示し、どの銘柄のどの取引方法でトレードするのかを選択していきます。
たとえばビットコイン(BTC)取引を選択すると、次のような取引が可能です。
- Futures...先物取引
- MOVE...MOVE取引
- Spot...スポット取引
- Tokens...レバレッジトークン取引
ここではビットコイン(BTC)の先物取引を選択した場合の逆指値注文の方法をみていきましょう。
ビットコイン(BTC)の先物取引を選択すると、ビットコイン(BTC)の先物取引の専用トレード画面が表示されます。
中央にチャートが表示されますが、チャートの左側にレバレッジ設定項目が表示されるので、かけるレバレッジの倍数をスライドボタンで選択していきましょう。
これまでFTXでは最大101倍のレバレッジトレードが可能でしたが、2021年7月よりレバレッジの最大値が20倍に縮小されています。
FTXではレバレッジが1倍から20倍まで選択可能ですので、スライドボタンにてレバレッジを調整していきましょう。
レバレッジを設定したら、続いて注文の詳細を設定していきます。
画面を下にスクロールさせると、新規注文項目が表示されるので確認してください。
先物取引の場合には、注文項目の一番上部に表示されているタブにて「売り(Sell)」または「買い(Buy)」のいずれかのタブをクリックして先にどちらのポジションを注文するのかを決定します。
「売り/買い」どちらのポジションを注文するのかを選択したら、続いて注文種別を選択していきます。
FTXで逆指値注文を選択する場合には、注文項目の右側に表示されている「Order Type」の項目の「Stop Market」または「Stop Limit」を選択していきましょう。
ちなみに「Stop Market」を選択すると成行注文での逆指注文となり、指定した逆指値価格にレートが達すると成行注文にて必ず注文が約定するという注文方法です。
一方の「Stop Limit」は、成行注文での逆指値注文となり、指定した逆指値価格にレートが達すると、指定した指値注文が発動して指定した条件で注文が約定します。
「Stop Market」を選択した場合には、逆指値の価格である「TriggerPrice」に逆指値希望価格を入力し、「Amount」に取引数量を入力していきます。
入力内容に問題がなければ「COMPLETE IDENTITY VERIFICATION」をクリックして注文を完了させてましょう。
「Stop Limit」を選択した場合には、逆指値の価格である「TriggerPrice」に逆指値希望価格を入力し、さらに指値希望価格を「LimitPrice」に入力していきます。
「Amount」に取引数量を入力し、入力内容に問題がなければ「COMPLETE IDENTITY VERIFICATION」をクリックして注文を完了させてましょう。
FTXの逆指値注文の決済方法
ここまでFTXの逆指値注文を利用した新規注文方法について紹介してきました。
続いてFTXの逆指値注文での決済方法をみていきましょう。
FTXで逆指値を使った決済注文を行う場合には、新規注文や既存の注文に決済価格として逆指値の価格を入力していくことになります。
たとえば新規注文で成行注文を利用し、逆指値決済を利用したい場合の決済注文の入れ方をみていきましょう。
まずは取引を行うコイン銘柄と取引方法を選択し、新規注文同様にレバレッジの調整までを行ってください。
新規注文を成行注文でいれて、決済に逆指値をいれる場合(先物取引の場合には)、注文項目の一番上部に表示されているタブにて「売り(Sell)」または「買い(Buy)」のいずれかのタブをクリックして先にどちらのポジションを注文するのかを決定します。
続いて注文種別にて成行注文にあたる「MarketOrder」を選択してください。
「Amount」に取引数量を入力したら、右上の電卓アイコンをクリックします。
電卓アイコンをクリックすると成行注文の詳細設定画面が表示されます。
逆指値決済注文を行う場合には、損切りラインとなる「Stop Loss」の項目に逆指値の損切り価格を入力し、利食いラインとなる「Take profit exit」に利食いの逆指値価格を入力していきましょう。
逆指値価格の入力が完了したら、再び右上のアイコンをクリックして成り行き注文画面に戻ります。
入力内容に問題がなければ「COMPLETE IDENTITY VERIFICATION」をクリックして注文を完了させてましょう。
新規注文を指値注文でいれて、決済に逆指値をいれる場合(先物取引の場合には)、注文項目の一番上部に表示されているタブにて「売り(Sell)」または「買い(Buy)」のいずれかのタブをクリックして先にどちらのポジションを注文するのかを決定します。
続いて注文種別にて指値注文にあたる「LimitOrder」を選択してください。
「Price」に希望指値価格、「Amount」に取引数量を入力したら、右上の電卓アイコンをクリックします。
電卓アイコンをクリックすると成行注文の詳細設定画面が表示されます。
逆指値決済注文を行う場合には、損切りラインとなる「Stop Loss」の項目に逆指値の損切り価格を入力し、利食いラインとなる「Take profit exit」に利食いの逆指値価格を入力していきましょう。
逆指値価格の入力が完了したら、再び右上のアイコンをクリックして指値注文画面に戻ります。
入力内容に問題がなければ「COMPLETE IDENTITY VERIFICATION」をクリックして注文を完了させてましょう。
FTXの逆指値を分かりやすく解説まとめ
今回は、FTXの逆指値を分かりやすく解説してきました。
FTXは日本語に対応しておらず英語表記となっていますが、一度使い方を覚えてしまえば逆指値注文も比較的簡単に行うことができるでしょう。
まずは少ない取引量から逆指値注文が有効に機能するかどうかを確認しながらトレードしてみてくださいね。